清川病院と隣接する かまくらしるばーほーむ
( 老健 )で塗り絵の教室を始めてからちょうど19年経ちました。
2001年1月開設当時は 塗り絵なんて、小さい子供のやる事!「 馬鹿にしないでください」という方も多く、中々親しんでいただけない日々でした。
暇つぶし という感じでしたが色鉛筆で塗ってくださる方も増え、徐々に色を重ねたり、塗り加減を工夫される方が出てきて、世の中の大人の塗り絵ブームに後押しされる形でメンバーも増えてきました。
私は今日のモチーフをテーブルに置き、目の前にある物を観察しながら塗って頂こうと、必ず毎回その場で下絵を作りコピーしてお配りしました。
でも 何故かモチーフを観察する方が無く、はてな? と思っていました。
自分の老眼が進み、なるほど!
老眼鏡の度数が増すに連れ、手元しか見えないのです。
大きなテーブルの真ん中に置かれたモチーフなんて役に立つのは美大の受験生!だけ!
高齢者には手元にある塗り絵と並べて置かなければ何の役にも立たないとわかりました。
最近はカラーコピーをして、手元で見ながら塗っていただく様にしています。
先週はしるばーほーむ の皆様と一緒に塗ってみました。未完成ですがこんな感じです。三菱ユニを使用
モチーフの写真
テーブルで皆様とご一緒に塗っていると、すっかりしるばーほーむ の入所者様の気分でした。
廣野 妙子