こんばんは。
銀箔の花器
突然ですが、今年の展覧会に飾る壁掛け用花器が仕上がりました。
これは尾形光琳の 国宝 紅白梅図屏風の中央を流れる川の部分と同じ手法で制作しました。
MOA美術館
数年前のことです。
吉備国際大学 文化財保存修復学科の教授、助教授が2011年に発表した、銀箔硫化の研究結果を
NHKの番組で知りました。
その後MOA美術館で講演を聞く機会があり、その手法を使ってみたいと思っていました。
昨年仁和寺で展覧会をした時、最終日の祝賀会で仁和寺門跡様のご祝辞をいただいている最中!
この手法で器を作ってみたいとひらめきました。
仁和寺の門の近くに尾形光琳の工房があったこと、その様な美術と仁和寺の繋がりから、「素晴らしいと思った芸術のために発表の場として仁和寺の宸殿をお使いいただいております。」といった内容のお言葉でした。
以来、考えていたのですが、上手く出来るかどうか分からないので時々実験をしていました。
昨夜、これなら良いかもしれない!と思う質感に仕上がったのか、最初の写真です。
かなり気にいっています!
お花をいけると、あまり見えなくなるかもしれないので、ドアップで写しました。
紅白梅図屏風の中央の流水部から硫化銀が検出された、と言うくらい(少量)本物は黒く見えます。
私の器はそこまで黒くはありませんが、年月と共に黒くなるのではと期待しています。
展覧会の時、赤いカーネーションが入る予定です。
☆ブラッサムアート アトリエ便り
会員 Kさん 寄せ植え
仕上がった頃、雨が降っていたので、この写真より明るく美しいです。
☆子供達のアトリエ便り 動物の絵 部分
小1 Nちゃん
小2 Y君
ズーラシア ペンギン
小2 Uちゃん
ズーラシア ポニー
小3 Iちゃん
今日も皆様ありがとうございました。
廣野 妙子