blossom-art’s diary

B5サイズの紙の法則と生花の構造の法則を組み合わせた今までにないpaper flower art です。

紅白梅図屏風

昨日  MOA美術館鎌倉児童作品展 表彰式が

商工会議所地下ホールで行われました。

「美育」 日頃から子供達が取り組んでいる創作活動を推奨する事で「 平和を愛し、人や自然の命を尊ぶ心」「心豊かな優しさを持った人間」の形成を目的としている活動です。

かれこれ20年 鎌倉の児童作品展と関わり、

人工的な物で溢れる世の中で、どうしたら豊かな感性が磨かれるのか考えて来ました。

今年も9月22日に審査会に参加し、十数名の先生方とボランティアの保護者の方々と共に56作品を選びました。

 

そして先週 鎌倉駅地下道ギャラリーに展示し、昨日の表彰式という運びとなりました。

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22回目の今回、初めてレプリカですが紅白梅図屏風が舞台に置かれ狭いけれど重みのある式に感じられました。

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MOA美術館が所蔵する国宝の尾形光琳

紅白梅図屏風ですが、本当に素晴らしい構図です。

本物を何回か見ましたが、教科書やネットで見るものより渋い色でした。おそらく描かれたときはもっと鮮やかな物だったのでしょう。

若い梅、老木の梅の間を独特の図案化された水の流れが最高の位置に置かれています。

光琳が尊敬していた俵屋宗達風神雷神の構図からとったと言われています。

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確かに同じ構図です。

雷神の左足(かかと)からリボンの流れは白梅の枝と同じ!

他にもこの作品だけで語りたいところが山ほどありますが、今回はここまでにします。

子供達の絵はホームページで1年間見る事ができます。

お時間のあるときご覧いただけたらうれしいです。

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              廣野 妙子