blossom-art’s diary

B5サイズの紙の法則と生花の構造の法則を組み合わせた今までにないpaper flower art です。

大国主命

今回は 出雲大社の御祭神

大国主命(おおくにぬしのみこと)

について

大国主命は オオナムヂ(大穴牟遅)

                    アシハラノシコオ(葦原色許男)

                     オオクニタマ(大国玉)

色々な名前を持っています

三貴子=アマテラス、ツクヨミスサノオ

の一人 スサノオノミコトの子孫にあたり

80人の兄弟がいます その為

八十神(ヤソガミ)と呼ばれています

この八十神が因幡の国の女神

ヤガミヒメとの結婚を願い

末弟の大国主に荷物を背負わせて

会いに行かせます

この時 荷物を背負った様子が

大黒様との混同の原因

らしいです

その因幡に向かう途中

白兎を助ける事になります

ワニザメに皮を剥ぎ取られた上に

八十神たちの「海水で洗って風にあたっていろ」とウソの指示でひどい状態から

「真水で洗いガマの穂に包まりなさい」

と言うお話はご存知と思います

 

そして八十神はヤガミヒメに求婚しますが

ヤガミヒメ大国主との結婚を選んだのです

 

怒った八十神は 大国主を殺そうとします

一度は 真っ赤に焼けた 大きな岩を

崖の上から落として ぺちゃんこに

しかし 高天原の神様の力で

よみがえることが出来ました

 

しつこい八十神は

生き返った大国主を 今度は

大木の下敷きにしてしまいます

この時は

母親の神通力で よみがえることが

出来ました

 

このままでは また八十神に

殺されてしまうおそれをいだいた

母親は 大国主

木の神様である

オオヤビコ(大屋毘古)に

かくまってもらいます

しかし

八十神の執拗な脅しで オオヤビコ

大国主に 木の俣をくぐって

根の堅州国に向かうよう促し

そこで スサノオに助けを請うように

進めました

根の堅州国とは 地下の国であり

死者の国とも言えます

 

この地にたどり着いた大国主

スセリヒメ(須勢理毘売)と

出会い お互いに一目惚れを

してしまいます

大国主ヤガミヒメと結婚して

いたのですが 男と女なので

これは仕方ないことかもしれません

 

ヤガミヒメは スサノオの娘で

実は 大国主スサノオ

六代先の子孫なので

ご先祖様とお付き合いするような

感覚ですが この辺は

神様の話しなので 大目に

 

スサノオは娘の結婚相手に

ふさわしい男なのか

様々な試練を課して試します

その試練をかいくぐりながら

機会をみて スセリヒメと

駆け落ちをして

根の堅州国から逃げ出します

その時 スサノオから

「地上の国の偉大な主となるために

大国主と名乗れ」と言われるのです

この時までは オオナムヂと言う

名前でした

 

地上に戻った大国主

スサノオの言葉を守り

八十神を征伐し 葦原の中つ国の

主となります

現在の日本の原型とも言えるのです

 

スクナビコナ(少名毘古那)や

大物主などのさまざまな神様の

手を借りながら

葦原の中つ国を 豊かな実りの

美しい国へと作り上げてゆきます

そのため 五穀豊穣の神様と言われます

 

これを見つめていた

アマテラス(天照大御神)は

自分の子がこの地を

治めるべきであるとして

大国主に 国を譲るよう

迫りました

その交渉の使者として

タケミカヅチ(建御雷)は

大国主の息子

コトシロヌシ(言代主)を説き伏せ

タケミナカタ(建御名方)を力で

ねじ伏せます

この時の力比べが

相撲の起源だとも言われています

 

息子二人を降参させられた

大国主は 高天原への国譲りを

認める条件として

豪華な神殿を作ってほしい

と言うことで

こうしてつくられた神殿が

現代の出雲大社だとされています

 

ちなみに アマテラス(天照大御神)は

大国主命のご先祖様

父親のスサノオノミコトの姉なので

「大~~~叔母」ということになります

スサノオノミコト

クシナダヒメ(櫛名田比売)を

妻にする約束で

八岐大蛇を退治した神様です

 

日本中の神様が

集まってくる 出雲大社

御祭神 大国主命

頼りない

一面が有る神様で

周りが面倒見たり 助けたり

案外

上に立つ人は

その人柄に 人が集まり

皆が支える

そのような トップを

皆で守って行く

そういうことも

あるのかな⁉️ 

思いました

 

今回

清川病院 風間ドクターの

御自宅で 誰でも

「お持ち帰り下さい」の貼紙

新品の本が 外のテーブルに

並んでいまして(晴れの土日)

私は 時々

頂いて帰ります

その本から一部を

はしょって

書かせて頂きました

 

 

アトリエ マーガレット

        田中