blossom-art’s diary

B5サイズの紙の法則と生花の構造の法則を組み合わせた今までにないpaper flower art です。

女子美祭

「 心をこめてものを観る 」

母校 女子美 の教育理念 三つの美

「 智の美 」 「 芸の美」 「 心の美 」

の中に表されている文の中の抜粋をご紹介したいと思います。

花を見て「 美しい」 と感じる瞬間、花びらの数など細かいところは見えていません。

感性が素直に花に感動したのです。ところが

その感動を絵に描こうとすると、初めて細かい形が見えてきます。これは学問に興味を持ち勉強として深めていく過程と同じで、「 美術が様々な分野の入り口になる」ということです。

「 ものを創る」 ということには楽しさの中に厳しさも伴います。更なる高みを目指す過程で、自分と向き合い創造の価値と喜びを見つけます。作品と共に成長するのです。

 

他者のありのままを受け入れて自分と比べることなく、そして、互い支え合う。

 

という部分ですが、正に私の想いです。

 

Blossom Artを通じて「心をこめてものを観る」

そして 粘り強く取り組む気持ちが成長の種であり、必ず結実への力になると伝えて行きたいと思いました。

いつもお話ししている様な事ですが、一回でできる様な物はその程度の物なのです。

「 継続は力なり」 と言うと

団塊の世代の好きそうな言葉」と言われてしまいますが、本当なんです。

すいません!年寄りのお説教になってしまいました。

 

卒業してから何十年も通い続ける 女子美

ですが、今年も、もう一度この学校の生徒になりたいと思って帰路に着きました。f:id:blossom-art:20191027230053j:image

高2 の夏休みの宿題で、その中から生徒の投票で選ばれたポスターです。

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2011年東日本大震災の後、日本に活気が戻る様にと想いを込めてデザインした当時 女子美生だった方の作品です。

日本を象徴する桜をリース仕立てにした物で、リースには「また戻る」というメッセージがあるから との事

影響されやすい私は、来年に向けて和のリースを作りたくなりました。

 

            廣野 妙子